H30.9.13三仁会セミナー実施報告
カテゴリ:院内勉強会・研修会
今回のセミナーでは、世界的に著名な学者である北里大学名誉教授「馬渕清資先生」をお招きして、「バナナの皮と医療技術の微妙な関係」というテーマでご講演をいただきました。
先生の専門は、生体の摩擦を研究するバイオトライポロジーで、現在その研究会会長も務めてみえますが、何と言っても先生のお名前を世に広く知らしめたのは、2014年のハバード大学で行われたイグノーベル賞の受賞です。
今回は、学術団体だけでなく、テレビ、ラジオ、新聞、雑誌等マスコミからも非常に多くのオファーがある中で、春日井整形外科院長前田医師の先輩であり、実家が愛知県ということで、特別にお時間を作って来ていただきました。
ご講演は、イグノーベル賞を受賞されたバナナの皮の摩擦係数の研究過程、生体組織の摩擦係数、人工関節の話から、これからの地球環境、人類の未来に向けた提言まで、非常に幅広い内容となりましたが、単にためになるだけではなく、非常に楽しく、面白い内容で、1時間があっと言う間に過ぎてしまいました。
また、素晴らしい業績を残されている著明な先生であるにも関わらす、まったく飾らない、気さくなお人柄で、その点にも参加者は惹き付けられていたように思います。
現在、その研究成果を、コンタクトレンズ開発にも生かしていこうとされているということもお聞きしました。ますますお元気でさらに研究を続けられ、またご講演を聴かせていただける機会がありましたら、職員一同嬉しく思っています。
馬渕先生、ありがとうございました。