10月31日に弦楽四重奏の演奏会を開きました
今回、理事長の粋な計らいで、あさひ病院リハビリテーション室において弦楽四重奏のクラシックコンサートが行われました。
当日は、三仁会の職員45名、病棟に入院されている方やそのご家族24名が、約1時間、素晴らしい弦楽四重奏の世界を堪能しました。
弦楽四重奏とは、第一ヴァイオリン、第二ヴァイオリン、ヴィオラ、チェロの4つの楽器で構成されています。今回来ていただいた4人の演奏家の皆さんは、現在のクラシック界の第一線で活躍されている方々ばかりです。
演奏では、1曲目の「アイネクライネナハトムジーク」が始まったとたん、圧倒されました。耳なじみのある曲で、リズムを取っている方もみえました。しかし次の「G線上のアリア」が始まると、さっきの圧倒されていた気持ちから、とても落ち着く感情豊かな気持ちになり、あっという間にクラシックの世界に引き込まれてしまい、会場の雰囲気もガラリと変わりました。
その後も、「カヴァレリア・ルスティカーナ」「天国と地獄」などクラシックの名曲から、「川の流れのように」「世界に一つだけの花」「情熱大陸」などのポピュラーな曲まで幅広く演奏していただきました。また曲の合間には、曲の説明や弦楽器の紹介をして下さり、それぞれの楽器の音程の違いや役割についても学ぶことができました。
10曲目が終わると拍手が鳴り止まず、もう1曲披露してくださった曲が、北島三郎の「祭り」です。演歌もクラシックで表現できるとは驚きでした。とても力強く、楽器も指で弾くように音を出したりと、違う面も見せて頂きました。
10月31日は、まさに芸術の秋にピッタリの素敵な夜になりました。快く企画を引き受けていただき、素敵な演奏を提供してくださいました演奏家の皆さんには、心より感謝いたします。