日本サッカー協会ジュニアユース世代、トレーナー活動報告
師勝整形外科理学療法士古田国大とあさひ病院理学療法士宮地庸祐が、日本サッカー協会主催のタウンクラブ・中体連キャンプ(4/2~5@静岡)、JFAエリートプログラム U-13トレーニングキャンプ(4/26~30@御前崎)にトレーナーとして帯同しました。今回はその様子を少しお伝えしたいと思います。
タウンクラブ・中体連キャンプは全国のタウンクラブ・中体連に所属している優秀な選手が招集され、U-13トレーニングキャンプではJリーグ下部組織を中心とした全国9地域からトップクラスの選手が招集され、将来の日本代表選手を育成するためのトレーニングが行われます。
私たちは、初夏のあたたかな日差しの下一生懸命トレーニングに取り組む選手たちのサポートを行いました。サポート内容は、筋の柔軟性などのメディカルチェック、日々の健康管理、痛みの相談・対応、ケガの評価や応急処置、トレーニング後のクールダウンなどです。練習後は、私たちの宿舎をメディカルルームとして開放し、頑張っている選手たちのケアに努めました。対応で特に多かったのが、オスグッド病などの成長痛と呼ばれるスポーツ傷害です。スポーツ傷害には筋の柔軟性が大きくかかわることが知られており、我々も注目し、現在傷害予防につながる研究や傷害予防の啓蒙に取り組んでいます。成長痛に困っている選手たちには、個々の動きの特徴を伝えたり、予防的なストレッチや日々のコンディショニング・メンテナンス方法などを伝えてきました。
両キャンプを通じて病院に救急搬送を必要とする選手はおらず、無事にキャンプのサポートを終了でき、ほっと胸をなでおろしています。
ひたむきにトレーニングに励む選手たちが最高のパフォーマンスを発揮できるように、今後もこのような活動を継続してゆきたいと思います。