男性職員の育休取得インタビュー Vol.1
2015年に入職した通所リハビリテーション運動指導士の男性職員が、育児に専念するため休暇を取得しました。 彼の育児と仕事の両立に向けた取り組みについて、インタビューしましたのでご紹介します。
Q 育休はいつから、どれくらい取得しましたか
2021年10月~22年3月 第1子 5ヶ月間(妻復職に伴い男性育休取得)、2022年8月 第2子 2週間、 2024年3月~5月 第3子 2ヶ月間、合計で7ヶ月半取得しました。
Q 育休期間の長さは、いかがでしたか
3人それぞれ必要な期間とれました。第一子(1歳から)の5ヶ月間はコロナ禍や初めてのワンオペでしたので孤独感や苦労も多く、妻の気持ちの理解に繋がりました。第二子の2週間は産後1ヶ月里帰り後にとりましたが、長男の赤ちゃん返りもあり、妻は助かったと言っていました。第三子の2ヶ月間は、夫婦で腰を据えて子育てに向き合えました。
Q 育休を取得するにあたり、不安や困ったことはありましたか
金銭面、周囲の理解が得られるか、職場に負担がかかるなど不安は多々ありました。
Q 育休中に大変だったことや、工夫したことはありますか
①頼れる人には頼る。辛い時は実家の母に応援を求める、妻に話を聞いてもらうなど。私は元々おしゃべりではないですが、育休を通じて育児に対するモヤモヤを減らすためにもコミュニケーションとるようになりました。
②理想は自分の心が許す範囲で求める、自分も大切に。3人子育てを経験し、良い意味で力が抜け、心に余裕ができたことで子供に対してイライラを減らすことができました。
Q 男性が育休を取ることのメリット・デメリットはなんだと思いますか
メリットはたくさんあります。父から子へ愛着形成、子供と父親の信頼構築がじっくりできる・妻の大変さが心の底から理解できる 「まぁそんな怒るなよ」ではなく、叱られて泣く子供を抱きしめながら「〇〇がやりたかったのだな」と寄り添いつつ、妻とは目を合わせ表情で”わかるよ”と両者に共感できるようになり、夫婦間の子育てに対する温度差を少なくすることができました。
デメリットは、復職後の職場の人間関係が大丈夫か不安になることはありましたが、終わってみれば問題ありませんでした。あたたかい職場に感謝しています。
Q 仕事に復帰して変わったところなどはありましたか
職員が出産・育休を取る際に心から応援したい気持ちがより一層強くなりました。また、子育てしながら家庭と仕事の両立されてきた先輩、上司に尊敬の念が心から湧いてきました。
Q 男性で今後育休を取りたいと考えている職員へメッセージをお願いします
周囲への配慮は必要ですが、その時しか経験できない機会です。ぜひ育休取得をオススメします。子育てに関してママとのすれ違いを少なくし、家族の絆を深める絶好のチャンスだと思います。
貴重なご意見ありがとうございました。当院では、男性育児休暇取得促進の為、休暇希望の職員には配属先の勤務形態に配慮し様々な取得方法を提案しています。また、社会保険料免除手続や育児休業給付金申請を行い、金銭的負担を減らせるよう事務手続きも行っております。ワークライフバランスの充実および育休を取得しやすい環境整備を推し進めて参りたいと思います。 (総務課)