医療法人 三仁会(あさひ病院 / 春日井整形外科/師勝整形外科)

活動報告

カテゴリ「院内勉強会・研修会」の記事一覧

2023年度がスタートしました。  当法人も13名の新入職員とともに、気持ちを新たに新年度のスタートを切りました。 まず、4月3日に新入職員の紹介や、全体オリエンテーションを実施し、その後部署ごとでの研修を進めています。 また今年度は感染対策を講じながら3年ぶりに法人全体での歓迎会を開催いたしました。 このような会を通して職員同士の親睦を深めることは、互いを理解・尊重しあうきっかけに、延いては地域の皆様方により良い医療・介護サービスをご提供することにもつながると考えます。 法人として、感染対策などの社会変化に合わせながら、ご提供するサービスの充実と、職員が働きやすい環境の両立を目指していきたいと思いますので、今年度もどうぞ宜しくお願い致します。…続きを読む
当法人では近隣の理学療法士・作業療法士養成校と連携して、年間30人程度の学生実習を受け入れています。新型コロナウイルスの影響で一時は実習機会が少なくなった時期もありましたが、この冬から月から夏にかけては、特に本格的に実習が行われる時期です。あさひ病院でも現在4名の学生が日々、療法士を目指して学んで下さっています。 昨今の医学教育では、従来の見学・レポート主体の実習から、臨床参加型実習(clinical clerkship、CCS)へと変化してきています。このCCSは、スタッフの補助のもと、患者様と接する機会を積極的に設けることで、その学生の能力に合わせて、療法士としての態度と技能を学ぶことを目的としています。 当法人のリハスタッフは、養成校での実習指導者講習を受講しCCSについて学んだ上で、科全体でCCSの実践に努めています。学生の方々からは「実際に患者様に触れることで学ぶことや気づくこと…続きを読む
当院回復期リハビリテーション病棟では、地域住民から信頼され、選ばれる病院になることを目標に「回復期向上プロジェクト(KKP)」を発足しました。回復期リハビリテーション病棟の課題と展望を明らかにし、課題解決に向けて活動を行っています。 その活動の一環として、回復期リハビリテーション病棟のパンフレットを作成しました。 皆さんは、三仁会のシンボルマークをご存知でしょうか。十字マークの周りで人々が手と手を取り合っていますね。その中心となるグリーンのカラーをベースにしました。 そして、「つながる輪」「つながるこころとからだ」「つながる社会」という3つの”つながる”をコンセプトとし、当院の理念である「患者さん本位の心のこもった医療」「信頼と安心の医療」「高度専門技術の提供」も大切にしました。 こちらのパンフレットは、急性期病院から回復期病院へ転院される際に、患者様やご家族様に病院選びの参考になればとお…続きを読む
2022年6月9日に、今年度最初のあさひ病院研修会を行いました。 今回は院内安全や感染対策を見直すことを目的に、院内の各委員会スタッフが講師となり実施しました。 まず医療安全については、外来部門による検体検査の取り間違えを防止するための手順や、病棟部門による入院患者様の転倒予防に用いる設備の使用方法を確認しました。 また手術部門からは、実際に術中に使用する機器を職員が装着し、術後の患者様の状況を体験する機会を設けました。 各部署で実際に起きたインシデントを交えながらの講習だった為、具体的な行動に活用しやすい内容だったように感じます 後半の院内感染についてでは、新型コロナウイルス感染症を含めて、一般的な感染拡大の経路を有識者の講義を参考に再確認しました。 手洗いやマスク・フェイスシールドなどの標準予防策については、過去のデータを基に重要性を確認するだけでなく、アンケートを通して、職員の知識や…続きを読む
今回の回復期合同勉強会は「個別性のある病棟リハビリを考える」といったテーマでグループワークを行いました。 あさひ病院の回復期リハビリテーション病棟では、「病棟リハビリ」として、筋力増強や離床時間の延長、運動の習慣化等の目的で、リハスタッフが作成した運動メニューを、看護師と患者様とで実施しています。 今回の勉強会は初めての試みで、リハ科と病棟看護師計25名を3グループに分け、事例を基にグループワークや、発表を通して意見交換をしました。 最初は戸惑いがあったものの、最後にはどのグループからも活発な意見がでており、有意義なグループワークになったのではないでしょうか。また回復期リハ病棟に勤務していないリハスタッフも参加しており、様々な視点を盛り込むことが出来ました。 具体的には、事例の主訴に沿って、より重要なメニューに絞って行うことや、現状ではあまり提案していなかった自宅環境に合わせた運動メニュー…続きを読む
今月のリハビリテーション科の勉強会は、理学療法士の花山と森田が講師となり、「ヒヤリハット~忘れない ヒヤリで済んだ あの経験~」というテーマで行いました。 リハビリテーション科では、数年前から患者様の治療中にヒヤリと思ったり、ハットした事をまとめて周りに周知することで転倒等のアクシデントを減らしていこうという取り組みを行っています。 特にこの1年は、花山・森田を中心にヒヤリハットの報告をしやすいよう、工夫を凝らしてきました。その効果を確認するため、ヒヤリハットの報告件数とアクシデントの報告件数を比較したところ、工夫前に比べて、この1年はヒヤリハットの件数は増加し、アクシデントが減っており、取り組みの効果が出てきていることが分かりました。 また今回の勉強会は、個々のヒヤリハットの事例を互いに把握する機会にもなりました。より具体的な事例を意識しながら臨床に取り組む事で、転倒を未然に防ぐことが出…続きを読む
9月10日(木)にあさひ病院研修会として、黒川胃腸科外科クリニックから磯谷正敏先生にお越しいただき、「腹部救急疾患の考え方 7つの病態分類」についてご講演いただきました。 腹痛は日常的に起こりうる症状ですが、特に急性発症の腹痛においては、迅速な処置が必要な腹部疾患が原因であることを知りました。 迅速な対応が必要な7つの病態は①破裂、②炎症・感染、③閉塞、④穿孔、⑤急性膵炎、⑥壊死・虚血、⑦急性胆管炎でした。この7つの病態は手術適応であることがほとんどのようです。 当院は整形外科を中心とした一般病棟と回復期病棟がある病院です。腹痛で受診されるかたは非常に少ないですが、近年は高齢社会となり整形外科や回復期病棟に入院されている患者様も高齢の方が多く、内科疾患を抱えている患者様も多いです。 今回の研修会で学んだことを活かし、ただの腹痛と甘く見ずに、腹痛の場所、疼痛の程度、疼痛の種類、バイタルを確認…続きを読む
当院の回復期リハビリテーション病棟では、定期的に看護師や介護職、リハスタッフなどが集まり、実技や座学などの研修を行っています。  今回は小河原PTが講師となり、当院で患者様の日常生活能力(ADL)を把握する為に用いている、機能的自立度評価法(Functional Independence Measure:FIM)の採点基準について知識を深めました。 FIMは病棟生活で実際に「しているADL」を評価する指標であり、これを用いることで、患者様の最大能力を引き出す看護が実践しやすい、またリハビリテーション介入時の目標が明確になりやすいといったメリットがあります。 一方、FIMは評価項目が多く、評価者によって基準があいまいになりやすいという点もあります。今回は研修会の様子を録画し、参加できなかったスタッフも知識が共有できるよう工夫しました。  今回の研修内容を活かし、今後も患者様の退院支援に向け、…続きを読む
2020年7月8日(水)に、当院の看護師、リハビリテーションスタッフを対象に当院整形外科医である猪田邦雄医師による「人工股関節について」勉強会が行われました。  前半では実際に使われる人工股関節を用いながら、股関節に関する解剖学的な知識から、手術方法、機器毎の利点と問題点について学びました。 後半ではそれらを踏まえたリハビリテーションの考え方、病棟での生活や退院後の日常生活での注意点など分かりやすく説明して頂きました。 講演を通して、人工股関節に対してさらに理解を深めるいい機会になりました。当院では年間約800例行われる手術のうち、人工股関節は多くの割合を占めています。 聴講したスタッフ一同、今後学んだ知識を基に、患者様により安全な入院生活を送って頂けるよう、また効果的なリハビリテーションを提供できるように研鑽していきたいと思います。  …続きを読む
当院では毎月、あさひ病院の神谷光広 院長を中心に、脊椎外科医や理学療法士、作業療法士が集まり、今後の診療や研究活動についてのミーティングを行っています。 1回1時間と短い時間ですが、研究やフィールドワークなどの活動報告、治療に有益な論文の紹介、更には日々の診療での悩みや新たな気づきの共有など、内容は多彩です。  4月からは新型コロナウイルスの影響があり、自粛していましたが、現在は3密を避け、リモート会議システムも活用し当法人の春日井整形外科・師勝整形外科を繋ぎ実施しています。  今回は学童期のサッカー選手を対象としたメディカルチェックの情報共有、頚髄症患者様の治療成績評価について職種の枠を越えディスカッションを行いました。  今後も、地域の皆様へのより高度な専門医療の提供につながるよう、このミーティングを通して定期的に情報共有・発信をしていきたいと思います。…続きを読む
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